「じ」ではなく「し」

こんにちは、秋田城介です。

本日は沖田総司役で一大ブームを

湧き起こした島田順司氏のご紹介です。

 

 

島田順司

関西新劇界の名門劇団の関西芸術座演劇研究所を卒業後に正式座員になった後に退座して上京。

東京芸術座演劇研究所第1期生です。

 

 

1965年に東京芸術座の先輩の左右田一平の推薦でNETの上月信二プロデューサーに

紹介され、テレビドラマ『新選組血風録』の沖田総司役で本格デビューします。

同ドラマのヒットにより、栗塚旭演じる土方歳三と共に絶大な人気を博しました。

 

 

本来、沖田総司の読みは「おきたそうじ」ですが、島田の名前の読み方を本人から

聞いたスタッフが語感の良さを採ったため、「じゅんし」という名前にかけて

「おきたそうし」と呼ぶようになったという経緯があります。

1970年には同じNETの『燃えよ剣』で、再び土方歳三役の栗塚、近藤勇役の舟橋元と

共に沖田総司を演じました。

 

 

2004年に放映された大河ドラマ『新選組!』では、作者の三谷幸喜が『新選組血風録』から

『燃えよ剣』に至るまでの時代劇シリーズの熱狂的なファンであったところから、三谷の推薦で

沖田総司が晩年に療養した植木屋の役で出演、栗塚も土方歳三の兄役として出演するなど、

往年のあたり役を意識した配役がなされました。

 

 

『はぐれ刑事純情派』では主人公安浦刑事の上司・川辺課長として、シリーズの

完結まで一貫してレギュラーを務めました。

安浦役の藤田まこととは縁があり、『必殺シリーズ』・『剣客商売』など藤田の

出演作の多くで共演をしています。

 

弊社にて沖田総司をイメージした「沖田総司拵 雪一文字」の

お取扱いがございます。